あさくま(7678)は2024年から株主優待の基準日を、毎年1月31日に変更しました。(2024年1月4日発表)
決算期移行に伴い株主優待の基準日を変更、3月31日→1月31日
従来は毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、自社の直営店・FC(フランチャイズチェーン)加盟店やグループの店舗で利用できる食事券・4000円分(1000円分・4枚)を進呈してきました。
今回の内容の変更では、2024年に決算期を3月末から1月末に移行したのに伴い、株主優待の基準日も決算期末の毎年1月末に合わせています。
なお、優待品の内容には変更はありませんでした。
2024年1月末からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(1月) |
100株以上 | 自社グループの店舗で利用できる食事券・4000円分(1000円分・4枚) |
2019年にIPO、現在は東証のスタンダード市場
あさくまは2019年6月にIPO(新規株式公開)で東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)に上場し、2022年4月に東証の市場区分の見直しに伴い、スタンダード市場に移行しました。
株主優待は2020年3月末には導入していました。
食事券はステーキレストラン「ステーキのあさくま」を中心に、グループで展開する飲食店で利用できます。
複数枚の食事券を同時に使用できますが、釣銭はでません。
株主優待で自社の店舗で使える食事券を進呈している会社につきましては、「【日本マクドナルドHD】(2702)が2024年から株主優待を長期保有対象に変更」もご覧ください。
主力飲食店の「ステーキのあさくま」のほか、もつ焼き居酒屋なども運営
あさくまの本社は名古屋市天白区です。1954年に合資会社の割烹旅館朝熊西店として設立されまして、1962年にステーキレストラン1号店のドライバーズコーナー・キッチンあさくま(現・ステーキのあさくま本店)を開店します。1967年には合資会社のキッチンあさくまに社名変更しました。
そして、1973年に休眠会社だった紙忠商店(1948年に設立)が株式会社あさくま(旧あさくま)に社名変更し、1977年に株式会社あさくまを実質的な存続会社として合資会社キッチンあさくまを合併しています。
2006年には中古・新品の厨房機器を販売するテンポスバスターズ(現・テンポスホールディングス)(2751)のグループ会社となりました。
飲食店の経営が主要事業で、そのほとんどが直営店舗となっています。ステーキレストラン「ステーキのあさくま」は約70店舗、もつ焼き居酒屋「もつ焼きエビス参」は7店舗、インドネシア料理店「スラバヤ」(ワヤン・バリ六本木店)は1店舗を運営しています。
決算期は1月末です。2023年の定時株主総会は6月29日(木)に名古屋銀行協会会館・4階402号室(名古屋市中区)で開催しました。