ビーアールホールディングス(1726)は実施済みの2023年9月30日の基準日をもって、株主優待を廃止しました。(2023年11月10日発表)
保有期間1年以上を対象にQUOカードを贈っていた

毎年2回、3月末と9月末に保有期間1年以上の株主を対象にしまして、保有株式数に応じてオリジナルQUO(クオ)カードを進呈していました。
保有期間1年以上で100株以上ー1000株未満を保有する株主はオリジナルQUOカード500円分、1000株以上を保有する株主は3000円分となっていました。
今回の内容は、すでに実施済みの2023年9月末の株主優待を最後に、廃止することになりました。
保有株数 | 保有期間 | 優待品(3月・9月) |
100株以上ー1000株未満 | 1年以上 | オリジナルQUOカード500円分 |
1000株以上 | 同上 | 3000円分 |
業績に応じた配当による直接的な利益還元に集約
株主優待は2015年から導入していました。自社株式への投資魅力を高めて、中長期的に株式を保有してもらえる株主の増加を目的としていました。
株主優待の廃止につきましては、改めて株主への公平な利益還元のありかたという観点から慎重に検討を重ねた結果、今後は業績に応じた配当による直接的な利益還元に集約することがより適切であると判断したそうです。
株主還元の指標として、目標とする連結配当性向は従来の30%から40%に引き上げ、新たにDOE(株主資本配当率)4%を採用しています。
さらに、2024年3月期の期末配当では、株主優待の廃止に伴い1株当たり特別配当1円を実施して年間配当は14円(2023年3月期の年間配当の実績は12円)を予定しています。
橋梁のプレストレストコンクリート工事の施工・販売が主力
ビーアールホールディングスの本社は広島市東区です。1948年に鉄道砂利工業を創業しまして、鉄道や一般土木向けに砂利の供給を始めます。1954年には極東工業に社名変更し、2002年に持ち株会社への移行に伴い現在のビーアールホールディングスが発足しました。
橋梁を中心にプレストレストコンクリート工事の施工・販売する建設事業を主軸に、コンクリート二次製品や鉄道のマクラギの製造・販売、情報処理・ソフトウエアの開発などを手掛けています。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月16日(金)に広島コンベンションホール2階・メインホール2A(広島市東区)で開催しました。