FIG(4392)は2023年12月31日の基準日から、株主優待の内容を拡充しました。(2023年11月14日発表)
対象6000株以上を新設して優遇
毎年12月末に1500株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてFIGプレミアム優待俱楽部のポイントを進呈しているのですが、新たに6000株以上の内容を追加して対象とする保有株式数の上限を広げました。
2022年12月末の内容は、1500株以上ー2000株未満がプレミアム優待倶楽部の株主優待ポイント数・5000ポイント、2000株以上ー3000株未満が8000ポイント、3000株以上ー4000株未満が1万5000ポイント、4000株以上が2万ポイントでした。
2023年12月末からは、6000株以上の株主が対象の株主優待ポイント数・4万ポイントの内容を新設しました。
ポイントの比率は6000株が高くなるように設定されているので、投資額は大きくなりますが保有株数の多い株主への配慮が感じられますね。
保有株数 | プレミアム優待倶楽部(12月) |
1500株以上ー2000株未満 | 株主優待ポイント数・5000ポイント |
2000株以上ー3000株未満 | 8000ポイント |
3000株以上ー4000株未満 | 1万5000ポイント |
4000株以上ー6000株未満 | 2万ポイント |
6000株以上(新設) | 4万ポイント |
優待内容変更後1年で拡充
株主優待は2022年12月末に、プレミアム優待俱楽部に変更したばかりでした。1年での内容拡充です。内容変更前は本社が立地する「大分県の特産品」を贈っていました。
プレミアム優待俱楽部に会員登録した株主のデータベースを積極的に活用して、PR情報や決算情報、適時開示情報などのIR情報を随時配信して株主との対話を強化するとしています。
プレミアム優待俱楽部を導入する会社につきましては、この記事「【ヤマイチ・ユニハイムエステート】(2984)が2024年3月末に株主優待を新設」もご覧ください。
IoTを活用してトラック・タクシー・バス事業者にシステム提供
FIG(えふあいじー)の本社は大分市です。2002年に前身会社のモバイルクリエイトを設立しまして、トラック動態管理システムを投入しました。NTTドコモの電子マネー「iD」の決済システムの開発なども手掛けています。2018年に持ち株会社への移行に伴い現在のFIGが発足しました。
トラックやタクシー、バスの事業者向けに音声通話システム、動態・運行管理システム、配車システムなどを提供するIoT(モノのインターネット)事業、半導体関連・自動車関連製造装置などを製造・販売するマシーン事業、賃貸用マンションのスマートシティ事業に取り組んでいます。
決算期は12月末です。2023年の定時株主総会は3月28日(火)にホテル日航大分オアシスタワー5階・孔雀の間(大分市)で開催しました。