GMOアドパートナーズ(4784)は2024年6月30日の基準日から、株主優待に長期保有の条件を加えた内容に変更します。(2023年12月19日発表)
保有期間6カ月以上が必要、優待品は変更せず
これまでは毎年2回、6月末と12月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてGMOクリック証券での買付・売買手数料のキャッシュバックを実施していました。
今回の内容の変更では、保有期間6カ月以上の縛りを設けましたが、優待品は同じなため改悪となってしまいました。
具体的には、2024年から毎年2回、6月末と12月末に保有期間6カ月以上で100株以上ー500株未満の株主はGMOクリック証券での自社株式の買付手数料キャッシュバック上限1万円と売買手数料キャッシュバック上限1000円、500株以上の株主はGMOクリック証券での自社株式の買付手数料キャッシュバック上限1万円と売買手数料キャッシュバック上限3000円となります。
2024年からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(6月・12月) |
100株以上ー500株未満 | (保有期間6カ月以上) ・GMOクリック証券での自社株式の買付手数料 キャッシュバック上限1万円 ・GMOクリック証券での売買手数料 キャッシュバック上限1000円 |
500株以上 | (保有期間6カ月以上) ・GMOクリック証券での自社株式の買付手数料 キャッシュバック上限1万円 ・GMOクリック証券での売買手数料 キャッシュバック上限3000円 |
経営環境の変化や株主還元のありかたを総合的に勘案して変更
株主優待は自社グループの事業に対する理解を深めてもらい、自社株式の投資対象としての魅力を高めることで、より多くの株主に中長期的に株式を保有してもらうことを目的に導入しています。
また、株主に対する利益還元を重要な経営課題のひとつと認識して、連結ベースで配当性向50%を目標にする基本方針を継続する意向ですが、株主優待については自社を取り巻く経営環境の変化や株主還元のありかたを総合的に検討して変更することになりました。
2023年12月期の1株当たりの年間配当は1.3円(2022年12月期実績は12.5円)の実績で、2024年12月期の年間配当は期初予想で6.9円を見込んでいます。
株主優待は2020年12月末にも100株以上ー500株未満の株主のGMOクリック証券での売買手数料キャッシュバック上限を3000円から1000円に変更し、改悪となっています。
株主優待を長期保有対象に変更した会社につきましては、「【日本マクドナルドHD】(2702)が2024年から株主優待を長期保有対象に変更」もご覧ください。
総合インターネット広告代理店を中心にデジタルマーケティング企画提案などを展開
GMOアドパートナーズ(ジーエムオーアドパートナーズ)の本社は東京都渋谷区です。1999年に電子メール広告配信サービスを手掛けるために「まぐクリック」として設立されまして、まぐまぐ(4059)が運営するメールマガジン配信サイト「まぐまぐ」への広告販売を始めます。複数の会社と合併・吸収合併を経て、2008年に現在のGMOアドパートナーズに社名変更しています。
GMOインターネットグループ(9449)の孫会社として総合インターネット広告代理店の事業を中心に、デジタルマーケティング企画提案やウェブサイトの販売・集客支援、女性ライフスタイルメディア「michill(ミチル)」の運営、アプリゲームの配信などに取り組んでいます。
決算期は12月末です。2024年の定時株主総会は3月19日(火)にインターネット上のみで実施するバーチャルオンリー株主総会として開催します。