【GMOフィナンシャルHD】(7177)が2024年6月から株主優待を長期保有対象に変更

GMOフィナンシャルホールディングスが株主優待を長期保有対象に変更 株主優待

GMOフィナンシャルホールディングス(7177)は2024年6月30日の基準日から、株主優待に長期保有の条件を追加する内容に変更しました。(2023年12月20日発表)

優待品は同じまま、保有期間6カ月以上が条件に

従来は毎年2回6月末と12月末100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてGMOクリック証券での取引のキャッシュバックなどを実施していました。

今回の内容の変更では、保有期間6カ月以上の条件を加えました。優待品の内容はそのままなので改悪となってしまいました。

株主優待には対象となるすべての株主が同じ内容の全コース共通のものと、3つの中から選択可能で保有株式数に応じて内容が異なる選択コースを揃えています。

全コース共通の株主優待の内容は下記

①GMOクリック証券でのGMOフィナンシャルホールディングスの株式の買付手数料キャッシュバック上限1万円

②GMOクリック証券での原油・金などの商品CFDの新規建て取引1回以上で1000円をプレゼント

選択コースの株主優待の内容は下記

Aコース・GMOクリック証券での対象取引(現物取引、信用取引、投資信託、FXネオ取引、くりっく365取引)の取引手数料を保有株式数に応じてキャッシュバック(上限1万5000円)

Bコース・GMOクリック証券でのFXネオ取引の新規建て取引を対象にして、保有株式数と取引数量に応じて1万通貨(南アフリカランド、メキシコペソは10万通貨)当たり10円をキャッシュバック(上限1万5000円)

Cコース・GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の口座連携サービス「証券コネクト口座」の平均残高に対して、保有株式数に応じたキャッシュバック率(0.05%ー0.25%)を乗じた金額をキャッシュバック(上限1万5000円)

保有株式保有期間優待品(6月・12月)
100株以上ー300株未満6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額3000円
300株以上ー500株未満6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額5000円
500株以上ー1000株未満6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額7000円
1000株以上ー3000株未満6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額1万円
3000株以上ー5000株未満6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額1万3000円
5000株以上6カ月以上<全コース共通>①②
<選択コース>(1つを選択)
Aコース、Bコース、Cコースとも
最大キャッシュバック金額1万5000円

GMOインターネット傘下で長期保有対象への変更相次ぐ

株主優待はより多くの人に自社子会社の事業に対する理解を一層深めてもらい、自社株式の投資対象としての魅力を高めて、中長期的に株式を保有する株主の増加を図ることを目的に実施しています。

GMOインターネットグループ(9449)傘下では、GMOフィナンシャルホールディングスと同様に保有期間6カ月以上の条件を株主優待に追加する内容の変更が相次いでいます。

例えば、レンタルサーバー「ロリポップ!」などを展開するGMOペパボ(3633)や総合インターネット広告代理店のGMOアドパートナーズ(4784)が導入しました。

インターネット集客支援などに取り組むGMO TECH(6026)は株主優待の新設と同時に保有期間6カ月以上を条件にしています。

また、電子印鑑などのGMOグローバルサイン・ホールディングス(3788)は配当による利益還元に集約するため、2024年6月末(保有期間6カ月以上が対象)を最後に株主優待を廃止します。

株主優待を長期保有対象に変更した会社につきましては、「【GMOアドパートナーズ】(4784)が株主優待を長期保有対象に変更」もご覧ください。

インターネット金融事業や暗号資産交換事業を手掛ける

GMOフィナンシャルホールディングス(ジーエムオーフィナンシャルホールディングス)の本社は東京都渋谷区です。2005年にGMOインターネット証券として設立されまして、2007年にはクリック証券に社名変更しました。2011年に社名をGMOクリック証券に変え、2012年に持ち株会社への移行に伴いGMOクリックホールディングスが発足します。そして、2017年に現在のGMOフィナンシャルホールディングスに社名変更しています。

GMOインターネットグループの中でインターネット金融事業や暗号資産(仮想通貨)交換事業を担っています。中核子会社として金融商品取引業の「GMOクリック証券」、暗号資産交換事業の「GMOコイン」、FX取引の「GMO外貨」などを擁します。

決算期は12月末です。2024年の定時株主総会は3月21日(木)にインターネット上で開催するバーチャルオンリー株主総会として実施します。

・GMOフィナンシャルホールディングスのウェブサイトはこちらから。

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