原田工業(6904)は2024年3月31日の基準日から、株主優待の内容を変更します。(2023年11月10日発表)
来期2025年3月末には保有期間1年以上が必要

これまでは毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有期間1年未満の株主にはQUO(クオ)カード3000円分、保有期間1年以上の株主には4000円分を進呈してきました。
今回の内容変更では、対象の株主が保有期間1年以上(2024年3月末は保有期間1年未満も対象)となり、新たに1000株以上、1万株以上、保有期間5年以上の株主を対象にした内容を追加します。
100株以上ー1000株未満の株主に贈られるQUOカードは大幅に減少しますが、1000株以上の株主へのQUOカードは増加する設定となっています。
具体的には、2024年3月末の株主では100株以上がQUOカード1000円分、1000株以上が5000円分、1万株以上が1万円分となります。
さらに、保有期間5年以上の株主にはQUOカード500円分が追加されます。
2024年3月末は保有期間に関わらずQUOカードが贈られますが、2025年3月末からは保有期間1年以上が対象となりますので注意が必要です。
変更前の2023年3月末の株主優待の内容は下記
保有株数 | 保有期間1年未満 | 保有期間1年以上 |
100株以上 | QUOカード3000円分 | QUOカード4000円分 |
変更後の株主優待の内容は下記(2024年3月末は保有期間1年未満も対象)
保有株数 | 保有期間1年以上 | 保有期間5年以上 |
100株以上 | QUOカード1000円分 | QUOカード1500円分 |
1000株以上 | 5000円分 | 5500円分 |
1万株以上 | 1万円分 | 1万500円分 |

配当と株主優待とのバランスなどを踏まえて総合的に判断
株主優待は創立60周年の節目となる2018年に新設しました。
今回の内容変更につきましては、株主に対する利益還元の公平性や、配当と株主優待とのバランスなどの観点を踏まえて総合的に検討を重ねた結果としています。
利益還元では株主優待の内容変更と同時に、期末配当で当初予想の1株あたり普通配当7円50銭のほかに、特別配当7円50銭を加えた15円00銭に増配すると公表しています。
1958年設立の車載用アンテナ専業メーカー
原田工業(はらだこうぎょう)の本社は東京都品川区です。1947年に計測器を修理・販売する原田電機製作所を創業し、1957年に開発したロックアンテナが自動車メーカーの純正部品に採用されます。そして、翌年の1958年には車載用アンテナの専業メーカーとなる現在の原田工業を設立しました。
自動車ラジオ用アンテナや自動車テレビ用アンテナで、フィンタイプ(シャークフィン)、ポールタイプ、ガラスタイプ、フィルムタイプ、内臓タイプなど様々なアンテナを展開しています。生産拠点は新潟県、中国、フィリピン、ベトナム、メキシコに構えます。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月29日(木)に大森ベルポートB館2階・D会議室(東京都品川区)で開催しました。