小僧寿し(9973)は株主優待の基準日を6月30日から12月31日に変更していましたが、2023年6月30日と2023年12月31日の基準日から内容の変更を適用します。(2013年12月11日発表)
割引優待カード→ECでも利用可能なアプリを介した優待券

従来は6月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じて自社グループ各店舗での商品購入時に3ー10%割引となる優待カードを進呈していました。
その内容は、100株以上ー1000株未満の株主が商品購入時3%割引優待カード、1000株以上ー1万株未満の株主が5%割引優待カード、1万株以上ー5万株未満の株主が7%割引優待カード、5万株以上の株主が10%割引優待カードとなっていました。
2023年からは株主優待の基準日を6月30日から12月31日に変更した上で、移行に伴う開発準備期間を設けていましたが、自社アプリ「小僧寿しアプリ」を介して自社グループ各店舗・EC(電子商取引)サイトで使える優待券の提供に内容を決定しました。
具体的には、毎年12月末に100株以上ー1000株未満の株主には自社グループ各店舗・ECサイト優待券500円相当、1000株以上ー1万株未満の株主には優待券1000円相当、1万株以上ー5万株未満の株主には優待券2000円相当、5万株以上の株主には優待券5000円相当を贈ります。
さらに、小僧寿しアプリを利用した、優待クーポンも随時発行する予定にしています。
また、2023年6月末の株主は移行期間に伴って案内が遅くなったため、2023年12月末の株主と同じ今回の新たな内容の株主優待を適用します。
2022年6月末の株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(6月) |
100株以上ー1000株未満 | 商品購入時3%割引優待カード |
1000株以上ー1万株未満 | 5%割引優待カード |
1万株以上ー5万株未満 | 7%割引優待カード |
5万株以上 | 10%割引優待カード |
2023年12月末からの株主優待の内容は下記(2023年6月末も適用)
保有株数 | 優待品(12月) |
100株以上ー1000株未満 | ・自社グループ各店舗・ECサイト優待券500円相当 ・随時発行の優待クーポン |
1000株以上ー1万株未満 | ・自社グループ各店舗・ECサイト優待券1000円相当 ・随時発行の優待クーポン |
1万株以上ー5万株未満 | ・自社グループ各店舗・ECサイト優待券2000円相当 ・随時発行の優待クーポン |
5万株以上 | ・自社グループ各店舗・ECサイト優待券5000円相当 ・随時発行の優待クーポン |
株主優待の内容変更で利用機会を拡充
株主優待は2018年6月末をもって廃止していましたが、2022年6月末に再開したばかりでした。廃止時の理由は業績不振によるもので、業績改善を最優先するためとしていました。
今回、内容を従来の割引優待カードから自社グループ各店舗・ECサイトの優待券や優待クーポンに変更したのは、株主から「店舗が近くにないため利用機会がない」などの声が多数あったため、利用可能店舗の拡大とECサイトの活用による改善で利用機会を拡充する目的としています。
利用可能な自社グループ店舗は、持ち帰り寿司の「小僧寿し」「茶月」、スーパーの「だいまるストアー」、カレー店の「カレーハウススパイシー」、焼鳥店の「とり鉄」「小鉄屋」、鶏料理店の「ちどり亭」「とりでん」「鳥造」、トンカツ店の「キムカツ」、メキシコ料理店の「TacoBell(タコベル)」など約300店舗を予定します。
株主優待の再開や基準日を変更した会社につきましては、「【三共生興】(8018)が株主優待を再開、基準日は9月30日→3月31日に変更」もご覧ください。
持ち帰り寿司「小僧寿しチェーン」やフード宅配「デリズ」などのフランチャイザー
小僧寿し(こぞうすし)の本社は東京都中央区です。1964年にスーパー寿司・鮨桝を出店しまして、1965年に鮨桝に改組しました。1968年からフランチャイズ方式を採用、1970年にシンエーフーヅ社内に小僧寿し事業部を開設します。1972年には大阪市で小僧寿し本部を設立し、加盟販売店27店舗でスタートしました。そして、2012年に現在の小僧寿しに社名変更しています。
フランチャイズビジネスを運営するフランチャイザーとして、持ち帰り寿司の「小僧寿しチェーン」や「茶月」の直営店と加盟販売店を展開しています。そのほか、スーパーの「だいまるストアー」、カレー店の「カレーハウススパイシー」、焼鳥店の「とり鉄」などを運営し、フード宅配のフランチャイズシステムの「デリズ」も手掛けています。。
決算期は12月末です。2023年の定時株主総会は3月29日(水)に東京シティエアターミナル1階・T-CATホール(東京都中央区)で開催しました。