日本マクドナルドホールディングス(2702)は2024年6月30日の基準日から、株主優待に長期保有の条件を加える内容に変更します。(2023年12月19日発表)
経過措置で6月は保有6カ月以上、12月から保有1年以上
従来は毎年2回、6月末と12月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じて優待食事券を進呈いていました。
今回の内容の変更では、保有期間1年以上の縛りを設けましたが、優待品は同じなため残念ながら改悪となってしまいました。
また、経過措置として2024年6月末は保有期間6カ月以上を対象にして、2024年12月末からは保有期間1年以上を対象にします。
具体的には、2024年から毎年2回、6月末と12月末に保有期間1年以上(2024年6月末は保有期間6カ月以上)で100株以上ー300株未満の株主には優待食事券・1冊、300株以上ー500株未満の株主には優待食事券・3冊、500株以上の株主には優待食事券・5冊を贈ります。
2024年からの株主優待の内容は下記(2024年6月末は保有期間6カ月以上が対象)
保有株数 | 優待品(6月・12月) |
100株以上ー300株未満 | (保有期間1年以上)優待食事券・1冊 |
300株以上ー500株未満 | (保有期間1年以上) 3冊 |
500株以上 | (保有期間1年以上) 5冊 |
優待食事券は バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの無料引換券
株主優待として贈られる優待食事券はバーガー類の無料引換券6枚、サイドメニューの無料引換券6枚、ドリンクの無料引換券6枚の合計18枚が1冊につづられています。
全国のハンバーガーショップ「マクドナルド」の店舗で利用できますが、デリバリーサービスやモバイルオーダーなど一部のサービス・店舗では利用できないので注意してください。
バーガー類、サイドメニュー、ドリンクはそれぞれ「バリューセット」で選べる商品と交換可能となっています。サイズのある商品はS・M・Lのサイズも選択できます。
2023年12月期の全店売上高は7777億円(前期比8.4%増)、営業利益は408億円(前期比20.9%増)でそれぞれ過去最高を更新しました。既存店売上高は33四半期連続で増加しています。
2023年12月期の年間配当は42円(2022年12月期実績は39円)の実績で、配当性向は22.2%でした。2024年12月期の年間配当も期初予想は42円を計画しています。
株主優待で長期保有対象に内容を変更した会社につきましては、「【GMOペパボ】(3633)が2024年6月末から株主優待を長期保有対象に変更」もご覧ください。
ハンバーガー店「マクドナルド」を全国で約3000店舗展開
日本マクドナルドホールディングス(にほんマクドナルドホールディングス)の本社は東京都新宿区です。1971年5月に日本マクドナルドとして設立されまして、7月20日に日本第1号店となる銀座店(東京銀座三越1階)をオープンしました。1976年にはフランチャイズ契約での初の店舗を沖縄県浦添市(牧港店)に開き、1977年には本格的なドライブスルー方式を採用した店舗を東京都杉並区(環八高井戸店)にオープンしました。
そして、2002年に持ち株会社への移行に伴い、現在の日本マクドナルドホールディングスが発足しています。
中核子会社の日本マクドナルドが、全国にハンバーガーショップ「マクドナルド」の直営店とフランチャイズ店を展開しています。米マクドナルド・コーポレーションにはライセンスに対するロイヤリティーを支払っています。
2023年末実績の全国の総店舗数は2982店舗となっており、フランチャイズ契約がその7割に当たる約2100店舗に及びます。クルー(アルバイト)として全国で約20万人が働いているそうです。
決算期は12月末です。2024年の定時株主総会は3月26日(火)に渋谷ヒカリエ9階・ヒカリエホール(東京都渋谷区)で開催します。
・日本マクドナルドホールディングスのウェブサイトはこちらから。