森永乳業(2264)は2024年9月30日の基準日から、株主優待の内容を拡充します。(2023年11月9日発表)
株式2分割後も対象100株以上を維持

2023年12月1日の効力発生で1株を2株の割合で株式分割(2分割)していますが、2024年9月末の株主に進呈する株主優待の対象となる保有株式数は100株以上を維持し、優待品の内容も充実させます。
2024年9月末の優待品は、保有株式数が100株ー299株の株主が「森永絹とうふ」を含む自社商品・1500円相当、300株ー499株の株主が3000円相当、500株以上が5000円相当となっています。寄付を選択した場合は、優待品と同等額で実施します。
2分割前の2023年9月末の優待品では、「森永絹とうふ」以外の自社商品も選べましたが、次回の2024年9月末の優待品からはなくなります。
しかしながら、2分割前の優待品は100株ー199株の株主が自社商品・930円相当(2分割後は100株ー299株の株主が1500円相当)など、2分割後の優待品の相当金額が2分割前を上回るように拡充されています。
変更前(2分割前の株数)の2023年9月末の優待内容は下記
保有株数 | 優待品(9月) |
100株ー199株 | 自社商品(930円相当)または寄付から選択 |
200株ー499株 | 自社商品(1860円相当)または寄付から選択 |
500株以上 | 自社商品(3850円相当)または寄付から選択 |
変更後(2分割後の株数)の2024年9月末の優待内容は下記
保有株数 | 優待品(9月) |
100株ー299株 | 自社商品(1500円相当)または寄付から選択 |
300株ー499株 | 自社商品(3000円相当)または寄付から選択 |
500株以上 | 自社商品(5000円相当)または寄付から選択 |

株主優待は2006年9月に導入
株主優待は2006年9月末に新設しました。自社商品に対する理解を深めてもらい、中長期的に株式を保有する株主の増加を目的にしています。
ちなみに2023年9月末の優待品の具体的な内容は、保有株式数100株ー199株の株主のAコースが「森永絹とうふ」×6丁、Bコースが「リプトンレモンティー200ml」×2本・「森永マミーL200ml」×2本・「ピクニックフルーツオ・レ」×2本・「サンキスト100%オレンジ200ml」×2本、Cコースが「セカンドハーベスト・ジャパン」へ1000円の寄付でした。
「おいしい牛乳」「ビヒダス」「ピノ」など豊富な飲料・食品ブランド
森永乳業(もりながにゅうぎょう)の本社は東京都港区です。1917年に日本煉乳として創業し、1920年に森永製菓と合併して畜産部(後の煉乳部)になります。1927年には森永製菓煉乳部が分離して、新たに森永煉乳を設立しました。1941年に森永乳業に改称、1942年に再び森永製菓と合併、1949年に現在の森永乳業の設立となりました。
牛乳類では「森永のおいしい牛乳」、乳製品ではヨーグルト「ビヒダス」、アイスクリーム「ピノ」、飲料の「マウントレーニア」など、豊富なブランドラインアップで食料品を製造・販売しています。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月29日(木)に虎ノ門ヒルズ森タワー5階・虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)で開催しました。