ニッコー(5343)は2024年3月31日の基準日から、株主優待の内容を変更します。(2023年12月14日発表)
選択式→オンラインショップ専用株主優待クーポンに一本化
これまでは毎年3月末に1000株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数・期間に応じて選択した自社の陶磁器商品か自社のオンラインショップ専用株主優待クーポンが進呈され、保有期間が3年以上になると別途オンラインショップ専用株主優待クーポン・2000円分が贈られていました。
具体的には、3月末に1000株以上ー5000株未満で保有期間6カ月以上ー3年未満の株主はAコース:自社陶磁器商品・1万円相当かBコース:自社オンラインショップ専用株主優待クーポン・1万円分を選択し、保有期間3年以上になると追加で株主優待クーポン・2000円分が進呈されました。
そして、5000株以上で保有期間6カ月以上ー3年未満の株主はCコース:自社陶磁器商品・2万円相当かDコース:株主優待クーポン・2万円分を選択し、保有期間3年以上になると追加で株主優待クーポン・2000円分がもらえました。
今回の内容変更では、従来の商品選択コースを廃止して、自社オンラインショップ専用株主優待クーポンに一本化します。進呈するクーポンの相当金額と保有期間3年以上の内容に変更はありません。
2024年3月末からは1000株以上ー5000株未満で保有期間6カ月以上ー3年未満の株主はAコース:自社オンラインショップ専用株主優待クーポン・1万円分、5000株以上で保有期間6カ月以上ー3年未満の株主はBコース:株主優待クーポン・2万円分となり、それぞれ保有期間3年以上になると株主優待クーポン・2000円分が加算されます。
2023年3月末までの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(3月) |
1000株以上ー5000株未満 | (保有期間6カ月以上ー3年未満) Aコース:自社陶磁器商品1万円相当 Bコース:自社オンラインショップ専用 株主優待クーポン1万円分 (保有期間3年以上) Aコース、Bコースとは別に 自社オンラインショップ専用株主優待クーポン2000円分 |
5000株以上 | (保有期間6カ月以上ー3年未満) Cコース:自社陶磁器商品2万円相当 Dコース:自社オンラインショップ専用 株主優待クーポン2万円分 (保有期間3年以上) Cコース、Dコースとは別に 自社オンラインショップ専用株主優待クーポン2000円分 |
2024年3月末からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(3月) |
1000株以上ー5000株未満 | (保有期間6カ月以上ー3年未満) Aコース:自社オンラインショップ専用 株主優待クーポン1万円分 (保有期間3年以上) 株主優待クーポン2000円分を加算 |
5000株以上 | (保有期間6カ月以上ー3年未満) Bコース:自社オンラインショップ専用 株主優待クーポン2万円分 (保有期間3年以上) 株主優待クーポン2000円分を加算 |
2019年までは年2回、2020年3月末から長期保有対象に
株主優待は自社株式への投資の魅力を高めて、長期的な視点で株式を保有してもらい、株主とともに自社製品の魅力を共有することを目的に導入しています。
2019年までは年2回、3月末と9月末に株主優待を設定していましたが、2020年3月末から年1回に変更し、保有期間6カ月以上の縛りをつけました。ただ、優待品の年間の相当金額は同じになるように調整されていました。
ニッコーは名古屋証券取引所のメイン市場に上場している、名証の単独上場企業です。
株主優待でオンラインショップのクーポンやポイントを進呈する会社につきましては、「【京都フィナンシャルグループ】(5844)が2024年3月末に株主優待の内容を変更」もご覧ください。
浄化槽や排水処理システム、セラミック基板、陶磁器などを製造・販売
ニッコーの本社は石川県白山市です。1908年に硬質陶器を製造するために日本硬質陶器として創業しました。1950年には第二次世界大戦後の在外資産の整理要項に関する政令を受けて、旧会社の日硬産業を整理解散して新たに日硬陶器を設立します。1953年に日硬陶業に社名変更し、1958年に再び日本硬質陶器となります。そして、1983年に創業75周年を機に社名を現在のニッコーに変更しました。
浄化槽やディスポーザー排水処理システム、産業廃水処理システムなどを製造・販売する住設環境機器事業、セラミック基板を製造・販売する機能性セラミック商品事業、陶磁器事業などを展開しています。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月23日(金)にグランドホテル白山2階・グローリーホール(石川県白山市)で開催しました。