【アウトソーシング】(2427)がMBOにより2022年12月末で株主優待を廃止

アウトソーシングがMBOにより株主優待を廃止 上場廃止

アウトソーシング(2427)はMBO(経営陣が参加する買収)の成立後に上場廃止になることを踏まえ、2022年12月31日の基準日をもって株主優待を廃止しました。(2023年12月8日発表)

対象100株以上にQUOカードを贈っていた

MBOは2024年2月下旬をめどに開始する予定で、普通株式1株につき1755円で取得する計画となっています。MBOの実施後は一連の手続きを経て、上場廃止になります。

株主優待は毎年12月末100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてQUO(クオ)カードを進呈していました。

100株以上ー1000株未満の株主にはQUOカード・2000円分、1000株以上ー5000株未満の株主には3000円分、5000株以上の株主には4000円分を贈っていました。

上場廃止になることを踏まえて2022年12月末を最後に、株主優待を終えました

2022年12月末までの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(12月)
100株以上ー1000株未満QUOカード・2000円分
1000株以上ー5000株未満      3000円分
5000株以上      4000円分

 株主優待は2008年12月末から導入していた

株主優待は2008年12月末に新設していました。当初はサッカー・Jリーグの清水エスパルスのホームゲーム招待席の進呈でしたが、2012年12月末に内容をQUOカードに変更し、2014年12月末に対象の調整などをしました。

自社株式への投資の魅力を高めて、より中長期な視点で株式を保有してもらえる株主の増加を図ることを目的に導入していました。

株主優待をMBOやTOBにより廃止した会社につきましては、「【東京楽天地】(8842)がTOBにより2023年7月末で株主優待を廃止」もご覧ください。

 静岡発祥のメーカー向けのアウトソーシングサービスが主力の大手

アウトソーシングの本社は東京都千代田区です。1987年に工場の生産ラインの業務請負を目的に静岡市で中部綜合として設立されまして、1988年にワーク・システムに社名変更しました。そして、1997年にワーク・システムなどの営業を承継する形で現在のアウトソーシングが設立されています。

2004年に一般労働者派遣事業の許可を、2005年に有料職業紹介事業の許可をそれぞれ受けています。

メーカー向けのアウトソーシングサービスを主力にして、設計・開発・実験・評価・製造などの業務の外注化ニーズに応えています。そのほか、米軍施設向けサービスや採用代行サービス、ITエンジニア・金融系専門家の派遣サービス、ホワイトカラー人材の派遣・紹介事業なども手掛けます。

連結子会社は約270社に及び、海外では中国や東南アジア諸国、ブラジル、ドイツ、オランダ、豪州、英国、アイルランドなどに拠点を構えています。

決算期は12月末です。2023年の定時株主総会は3月28日(火)にJPタワーホール&カンファレンス(KITTE4階)(東京都千代田区)で開催しました。

・アウトソーシングのウェブサイトはこちらから。

マネックス証券
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