シンシア(7782)は2023年12月31日の基準日から、株主優待の内容を変更しました。(2023年12月18日発表)
自社サイト割引券の割引上限額→割引前購入価格上限へ

従来は毎年12月末に200株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数・期間に応じて自社ブランド商品の公式販売サイトで利用できる割引上限額を設定した特別優待券(割引券、クーポンコード)を進呈していました。
今回の内容変更では、割引券の「割引上限額」を「割引前購入価格上限」に変更することで利用範囲を分かりやすく明確化しました。割引額としては、内容の拡充となっています。
具体的には、2023年12月末から200株以上ー1000株未満で保有期間1年未満の株主には割引前購入価格上限4万円の40%割引券・1枚、保有期間1年以上の株主には50%割引券・1枚、1000株以上で保有期間1年未満の株主には50%割引券・1枚、保有期間1年以上の株主には60%割引券・1枚を贈ります。
なお、同じく毎年12月末に進呈しているQUO(クオ)カードの株主優待については、内容の変更はありませんでした。
その内容は、毎年12月末に200株以上で保有期間1年以上ー3年未満の株主にQUOカード・1000円相当、保有期間3年以上の株主に3000円相当となっています。
2022年12月末までの株主優待の内容は下記(QUOカードは別途記載)
保有株数 | 優待品(12月) |
200株以上ー1000株未満 | (保有期間1年未満)40%割引券・1枚 (割引上限1万5000円) (保有期間1年以上)50%割引券・1枚 (割引上限1万5000円) |
1000株以上 | (保有期間1年未満)50%割引券・1枚 (割引上限2万円) (保有期間1年以上)60%割引券・1枚 (割引上限2万円) |
2023年12月末からの株主優待の内容は下記(QUOカードは別途記載)
保有株数 | 優待品(12月) |
200株以上ー1000株未満 | (保有期間1年未満)40%割引券・1枚 (割引前購入価格上限4万円) (保有期間1年以上)50%割引券・1枚 (割引前購入価格上限4万円) |
1000株以上 | (保有期間1年未満)50%割引券・1枚 (割引前購入価格上限4万円) (保有期間1年以上)60%割引券・1枚 (割引前購入価格上限4万円) |
毎年12月末のQUOカードの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(12月) |
200株以上 | (保有期間1年以上ー3年未満)QUOカード・1000円相当 (保有期間3年以上) 3000円相当 |

株主優待は2019年12月末から導入、22年にQUOカードを追加
株主優待は2019年12月末に新設しました。自社株式への投資魅力を高めて、中長期にわたって株式を保有する株主の増加を図り、自社事業への理解を深めてもらうことを目的に導入しています。
2022年12月末からは200株以上を保有する株主を対象にして、新たにQUOカードを進呈する株主優待を追加して内容を拡充しました。この年は保有期間に関わらずに株主優待の対象となる設定を取り入れ、2023年12月末からは保有期間1年以上を対象にする縛りを設けるように調整していました。
さらに、2022年12月末は「1Day EyeWell」の発売5周年記念株主優待として、200株以上を保有する株主に一律でQUOカード・1000円相当を追加して贈っています。
株主優待にQUOカードを進呈している会社につきましては、「【トミタ】(8147)が2024年3月末に株主優待の内容を変更」もご覧ください。
使い捨てコンタクトレンズの製造・販売、自由診療クリニックのコンサルを推進
シンシアの本社は東京都文京区です。2008年に設立しまして、キャピタルメディカ(現・ユカリア)からの事業譲渡でコンタクトレンズの製造・販売事業を継承しました。医療・介護関連の事業を手掛けるユカリア(東京都千代田区)は親会社です。
1日使い捨てタイプや2週間交換タイプ、1カ月交換タイプの使い捨てコンタクトレンズを製造・販売し、クリアレンズとサークルレンズ、カラーコンタクトレンズを展開しています。
また、2022年にはフォー・アイズ(広島市中区)の医療脱毛クリニック運営のコンサルティング事業を買収して、自由診療クリニックのコンサルティングに乗り出します。
決算期は12月末です。2023年の定時株主総会は3月30日(木)にT-CATホール1階(東京都中央区)で開催しました。