スバル興業(9632)は2024年2月に実施した株式分割後も、株主優待の内容を実質変更しません。(2023年12月21日発表)
株式5分割後は分割比率に合わせて基準を調整
これまで毎年1月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数・期間に応じてTOHOシネマズ・ギフトカードを進呈していました。
2024年2月1日の効力発生で、1株を5株の割合で株式分割(5分割)していますが、株主優待は株式分割の比率に合わせて基準を調整するので実質的に内容の変更はありません。
具体的には、2025年1月末に500株以上ー1000株未満で保有期間3年未満の株主にはTOHOシネマズ・ギフトカード・2000円分、保有期間3年以上の株主には3000円分、1000株以上ー1500株未満で保有期間3年未満の株主には3000円分、保有期間3年以上の株主には4000円分、1500株以上で保有期間3年未満の株主には4000円分、保有期間3年以上の株主には5000円分を贈ります。
2025年1月末からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(1月) |
500株以上ー1000株未満 (分割前は100株以上ー200株未満) | (保有期間3年未満) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・2000円分 (保有期間3年以上) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・3000円分 |
1000株以上ー1500株未満 (分割前は200株以上ー300株未満) | (保有期間3年未満) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・3000円分 (保有期間3年以上) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・4000円分 |
1500株以上 (分割前は300株以上) | (保有期間3年未満) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・4000円分 (保有期間3年以上) ・TOHOシネマズ・ギフトカード・5000円分 |
株主優待は2019年7月末からTOHOシネマズ・ギフトカードに
株主優待は2019年1月末までは、自社施設・運営の有楽町スバル座の鑑賞優待カードを毎年2回、1月末と7月末に100株以上を保有する株主を対象にして保有株式数に応じて贈っていました。
しかし、有楽町スバル座の閉館に伴い、2019年7月末から優待品をTOHOシネマズ・ギフトカードに変更して、2020年からは毎年1回、1月末に100株以上を保有する株主を対象にするとともに、長期保有優遇制度を導入していました。
TOHOシネマズ・ギフトカードは全国の映画館「TOHOシネマズ」で利用できるプリペイド式カードで、映画チケットのほか、劇場内でドリンクやスナック、パンフレットなども購入できます。
なお、スバル興業の親会社は東宝です。
株主優待の内容を株式分割後も実質変更しなかった会社につきましては、「【ダイドーグループホールディングス】(2590)の2024年1月の株式分割後の株主優待は実質変更なし」もご覧ください。
道路の維持・清掃・補修工事や有料道路の売店運営、太陽光発電所の運営などを展開
スバル興業(スバルこうぎょう)の本社は東京都千代田区です。1946年に映画などの興行や娯楽機関の経営を目的として設立されまして、洋画特選劇場の丸の内名画座(1966年閉館)や洋画封切劇場の丸の内オリオン座(1956年閉館)、洋画ロードショー劇場の丸の内スバル座(1953年閉館)を相次いで開館しました。
ただ、2019年の有楽町スバル座の閉館により、創業事業である映画興行の歴史は幕を下ろしました。
現在は、道路や道路付帯設備の維持・清掃・補修工事の請負、有料道路などの売店運営の受託、太陽光発電所の運営、飲食店の経営、東京夢の島マリーナと浦安マリーナの管理運営などを手掛けています。
決算期は1月末です。2023年の定時株主総会は4月27日(木)に第一ホテル東京5階・ラ・ローズⅡ(東京都港区)で開催しました。