【大成温調】(1904)が2024年3月末から株主優待の内容を大幅に拡充

大成温調が株主優待の内容を大幅拡充 株主優待

大成温調(1904)は2024年3月31日の基準日から、株主優待の内容を大幅に拡充します。(2023年11月13日発表)

進呈するQUOカードの年間金額を最大6倍に

毎年3月末300株以上を保有する株主を対象にして、保有株式数に応じてQUO(クオ)カードを進呈しているのですが、その内容を5.3ー6倍の金額へ大幅にアップします。

具体的には、変更前の2023年3月末300株以上ー500株未満の株主にはQUOカード3000円分、500株以上ー900株未満の株主には5000円分、900株以上の株主には1万円分でした。

そして、変更後の2024年3月末300株以上ー500株未満の株主にはQUOカード1万6000円分、500株以上ー900株未満の株主には3万円分、900株以上の株主には6万円分と内容を拡充します。

2025年3月期からは内容変更後のQUOカードの年間金額は変わりませんが、2024年9月末の中間期と2025年3月末の期末と毎年2回の株主優待制度に移行します。

そのため、内容変更後の年間金額の半額のQUOカードを毎期の9月末と3月末にそれぞれ贈ることになります。300株以上ー500株未満の株主にはQUOカード8000円分、500株以上ー900株未満の株主には1万5000円分、900株以上の株主には3万円分ということです。

2024年3月末の株主優待の内容は下記

保有株数変更前(3月)変更後(3月)
300株以上ー500株未満QUOカード3000円QUOカード1万6000円
500株以上ー900株未満     5000円     3万円
900株以上     1万円     6万円

 

年2回の実施となる2024年9月末からの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(3月・9月)
300株以上ー500株未満QUOカード8000円
500株以上ー900株未満     1万5000円
900株以上     3万円

 長年低迷してきたPBRを高めるために株主還元姿勢を強化

株主優待の内容を大幅に拡充するのは、PBR(株価純資産倍率)が1%を長年下回って推移している状況について、株主還元策への期待値が不足していることを要因のひとつに挙げていまして、株主への還元姿勢のさらなる積極化によって現状を改善するためとしています。

年間配当につきましても、従来の3月期末に一括して実施する方式から、2025年3月期には9月の中間配当と3月の期末配当の年2回として株主への利益還元の機会を充実させます。

そして、2024年3月期からDOE(株主資本配当率)をこれまでの2%めどから3%めどへと、配当方針を改定しました。2025年3月期からは中間配当と期末配当はそれぞれDOE1.5%をめどに実施します。

2024年3月期の1株当たりの年間配当は126円(2023年3月期の実績は82円)の増配予定へ修正しています。

 空調・換気設備や給排水衛生設備、電気設備の工事を推進

大成温調(たいせいおんちょう)の本社は東京都品川区です。1941年に創業しまして、1952年に大成温調工業を設立しました。当初は冷凍機や冷蔵庫、パッケージエアコン、ショーケースなどの冷凍機器の製造が主力でしたが、本業は設備工事に転換しました。1991年には大成温調に社名変更しています。

温度や湿度、気流、清浄度などを調整する空調設備、換気設備、給水や給湯、排水などの給排水衛生設備、電気設備の工事や設計・施工管理を手掛けています。海外では米国や中国、ベトナム、シンガポールなどで事業を推進しています。

決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月29日(木)に八芳園1階・「NUIT(ニュイ)」(東京都港区)で開催しました。

・大成温調のウェブサイトはこちらから。

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