WDBホールディングス(2475)は前期2023年3月31日の基準日をもって、株主優待を廃止しました。(2023年11月10日発表)
毎年3月末にQUOカード1000円分を贈っていた

これまでは毎年3月末に100株以上を保有する株主に対しまして、QUO(クオ)カード1000円分を進呈していました。
今回は、すでに実施済みの前期2023年3月末をもって、株主優待を廃止しました。
株主優待の導入は2017年3月末からでした。自社株式への投資の魅力を高めて、中長期的に保有する株主の増加を図る目的としていましたが、7度の実施で終えてしまいました。
保有株数 | 優待品(3月) |
100株以上 | QUOカード1000円分 |

配当による利益還元を優先、配当性向30%→40%へ
株主優待の廃止につきましては、すべての株主への公平な利益還元の観点から慎重に検討を重ねた結果、今後は配当による利益還元を優先するとしています。
配当は8期連続で増配を実施しており、配当性向は2024年3月期に、従来の30%から40%に引き上げています。年間の1株当たりの配当額は2023年3月期実績の51.5円から、2024年3月期は72.5円へと大幅な増配を計画します。
そして、今後も安定性・継続性を重視した配当方針を堅持して、企業価値の向上に取り組んでいくと説明しています。
理学系研究職や工学系技術職を中心に人材派遣・人材紹介を展開
WDBホールディングス(ダブリューディービーホールディングス)の本社は兵庫県姫路市です。1985年に事務処理サービスを手掛けるワークデータバンクを設立し、1987年に人材派遣業に乗り出しました。2002年にはWDBに社名変更、2011年に持ち株会社への移行に伴い現在のWDBホールディングスが発足しています。
理学系研究職(バイオ系の遺伝子・微生物・酵素・免疫・細胞・薬理・動物実験などや化学系の有機合成・材料・素材・分析・解析など)、工学系技術職(金型設計・部品設計・CAD・流体力学・熱力学・発電・ソフトウェア・土木・建築など)の人材派遣・人材紹介を中心に事業を展開しています。
さらに、医薬品の開発業務を代行・支援するCRO事業などにも力を入れています。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月22日(木)に本社ビル5階・講堂(兵庫県姫路市)で開催しました。