グリーンズ(6547)は2024年2月から、株主優待の利用上限を拡大しました。(2024年1月12日発表)
株主優待割引券の使用上限4000円分→5000円分
従来は自社グループの宿泊施設やレストランなどで利用できる株主優待割引券の使用上限は1回につき4000円分でしたが、2024年2月から使用上限を5000円分に引き上げました。
株主優待は毎年12月末に100株以上ー200株未満を保有する株主には株主優待割引券2000円分、200株以上ー500株未満で保有期間3年未満の株主には4000円分、保有期間3年以上の株主には5000円分、500株以上ー1000株未満で保有期間3年未満の株主には8000円分、保有期間3年以上の株主には1万円分。
1000株以上ー1万株未満で保有期間3年未満の株主には1万円分、保有期間3年以上の株主には1万5000円分、1万株以上で保有期間3年未満の株主には2万円分、保有期間3年以上の株主には3万円分を進呈しています。
株主優待割引券5000円分以上となるのは、200株以上ー500株未満で保有期間3年以上からなので、使用上限の引き上げは保有株式数の多い株主にメリットとなります。
毎年12月末に実施している株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(12月) |
100株以上ー200株未満 | 株主優待割引券・2000円分 |
200株以上ー500株未満 | (保有期間3年未満) 4000円分 (保有期間3年以上) 5000円分 |
500株以上ー1000株未満 | (保有期間3年未満) 8000円分 (保有期間3年以上) 1万円分 |
1000株以上ー1万株未満 | (保有期間3年未満) 1万円分 (保有期間3年以上) 1万5000円分 |
1万株以上 | (保有期間3年未満) 2万円分 (保有期間3年以上) 3万円分 |
株主優待は2017年に新設、2023年12月末から長期保有優遇制度
株主優待は2017年12月末から実施しています。
2023年12月末には長期保有優遇制度を導入し、保有期間3年以上の株主には保有株式数に応じて追加で株主優待割引券を進呈する内容に拡充しました。
追加される株主優待割引券は200株以上ー500株未満の株主に1000円分、500株以上ー1000株未満の株主に2000円分、1000株以上ー1万株未満の株主に5000円分、1万株以上の株主に1万円分となりました。
株主優待割引券は自社運営のホテル全店での宿泊や、ホテルに併設している宴会施設・貸会議室、自社運営のレストランなどで利用できます。
なお、自社運営のホテルに併設されている外食施設でも、自社運営でなければ株主優待割引券は利用できないので注意が必要です。
株主優待で自社グループの店舗や施設で利用できる優待券を進呈している会社につきましては、「【ジェーソン】(3080)が2024年2月末に株主優待を新設」もご覧ください。
世界的ホテルブランド「コンフォート」や三重県中心にオリジナルホテルを運営
グリーンズの本社は三重県四日市市です。1957年に駅前旅館「新四日市ホテル」を創業しまして、1964年には家業から企業への転換のため有限会社の新四日市ホテルに改組します。そして、1980年に株式会社に組織変更し、1987年に現在のグリーンズに社名変更しました。
米チョイスホテルズインターナショナルとマスターフランチャイズ契約を結び、世界的ホテルブランド「コンフォート」を政令指定都市などの駅前立地を中心に展開しています。ホテル名は「コンフォートホテル」「コンフォートスイーツ」「コンフォートイン」となっています。
さらに、三重県を中心にホテルやレストランなどをオリジナルブランドで運営しています。例えば、宿泊特化型の「ホテルエコノ」、レストランや集・宴会場を併設する「ホテルグリーンパーク」「ホテルエスプル」、入浴施設を併設する「ホテル門前の湯」「レストイン多賀」などがあります。
決算期は6月末です。2023年の定時株主総会は9月28日(木)にホテルグリーンパーク津6階・伊勢の間(三重県津市)で開催しました。