【KDDI】(9433)が2025年3月末に株主優待の内容を変更

KDDIが株主優待の内容を変更 株主優待

KDDI(9433)は2025年3月31日の基準日から、株主優待の内容を変更します。(2024年1月16日発表)

カタログギフト→保有期間1年以上、自社関連サービスの中から選択

従来は、毎年3月末100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数・期間に応じて全国のグルメから商品1点を選ぶことができるカタログギフトを進呈していました。

具体的には、100株以上ー1000株未満保有期間5年未満の株主はカタログギフト・3000円相当、保有期間5年以上の株主はカタログギフト・5000円相当、1000株以上保有期間5年未満の株主はカタログギフト・5000円相当、保有期間5年以上の株主はカタログギフト・1万円相当となっていました。

また、カタログギフトの相当額を寄付することも可能で、常設のきずなサイト「キボウのカケハシ」を通じて社会貢献活動団体に寄付されます。

今回の内容の変更では、自社関連サービスの特典の中から1点を選ぶ方式になります。対象となるのは100株以上保有期間1年以上の株主で、新たに保有期間の縛りが設けられました。

適用は2025年3月末からで、100株以上保有期間1年以上ー5年未満の株主には自社関連サービス・2000円相当、保有期間5年以上の株主には自社関連サービス・3000円相当を贈ります。

自社関連サービスの種類は、「Pontaポイント」(ポイント)、「au PAY マーケット」(Eコマース)、「Relux」(旅行)、「menu」(宅配)、「キッザニア」(子ども向けの職業・社会体験)などを幅広く揃えます。具体的なサービス・特典の内容については、改めてウェブサイトなどで案内するそうです。

「Pontaポイント」を選択した場合は、「お得なポイント交換所」を利用することで「au PAY マーケット」限定のPontaポイントとして最大1.5倍に増量できます。(2000円相当→最大3000円相当、3000円相当→4500円相当)

2024年3月末までの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(3月)
100株以上ー1000株未満(保有期間5年未満)カタログギフト・3000円相当
(保有期間5年以上)        5000円相当
1000株以上(保有期間5年未満)        5000円相当
(保有期間5年以上)        1万円相当

2025年3月末からの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(3月)
100株以上(保有期間1年以上ー5年未満)自社関連サービス・2000円相当
(保有期間5年以上)              3000円相当
マネックス証券

株主優待は2014年3月末に新設

株主優待は2014年3月末から導入しています。その内容は、au端末の購入時に利用できるクーポン「au 端末割引クーポン」を、保有株式数・期間に応じて進呈するものでした。

100株以上ー1000株未満で保有期間1年未満の株主は「au 端末割引クーポン」・5000円分、保有期間1年以上ー5年未満の株主は8000円分、保有期間5年以上の株主は1万円分などとなっており、最大の2000株以上で保有期間5年以上の株主になると2万円分が贈られていました。

2016年3月末には内容を拡充し、au経済圏の新たなショッピングサービス「au WALLET Market」の人気商品の詰め合わせ・2500円相当を追加しました。

そして、2017年3月末からは内容を変更し、「au WALLET Market 商品カタログギフト」の進呈を始めます。「au WALLET Market」の人気商品の詰め合わせ・2500円相当はわずか1度で廃止となり、「au 端末割引クーポン」はスマートフォンの端末購入補助の適正化に関する総務省による是正指導を踏まえて廃止となりました。

なお、「au WALLET Market」は2021年10月末でサービスを終了し、後継サービス「au PAY マーケット ダイレクトストア」に引き継がれています。

また、2025年3月期の年間配当は1株当たり145円(2024年3月期は140円の実績)の予想で、23期連続の増配を計画しています。

株主優待が自社グループの店舗・サービスを利用できる内容の会社につきましては、「【あさくま】(7678)が2024年7月末に株主優待の内容を拡充(追加)」もご覧ください。

「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで5G通信サービスなどを展開

KDDI(ケイディーディーアイ)の本社は東京都千代田区です。1984年に第二電電企画として設立されまして、1985年には第二電電に社名変更し、第一種電気通信事業の許可を郵政省(現・総務省)から受けました。そして、2000年にDDI、KDD、IDOが合併してディーディーアイが発足し、2001年にKDDIに社名変更しました。

また、2001年には、セルラーグループ7社の合併で2000年に発足したエーユーを合併しました。

「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで5G通信サービスなどを中心に事業を展開し、金融やエネルギーなど幅広い分野に取り組んでいます。

子会社には、沖縄セルラー電話(9436)、JCOM、UQコミュニケーションズ、ビッグローブなどが、持分法適用会社には、カカクコム、auカブコム証券などが名を連ねています。

2024年5月7日付でコンビニエンスストア大手のローソンも持分法適用会社となりました。

決算期は3月末です。2024年の定時株主総会は6月19日(水)に品川プリンスホテルアネックスタワー5階・プリンスホール(東京都港区)で開催します。

・KDDIのウェブサイトはこちらから。

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