ブロードエンタープライズ(4415)は2023年12月31日の基準日から、株主優待の内容をQUO(クオ)カードに変更し、対象の保有株式数や保有期間を見直します。(2023年11月8日発表)
株式2分割後に対象100以上、2024年からは保有1年以上
2023年12月1日の効力発生で1株を2株の割合で株式分割(2分割)した後に、同12月末に100株以上を保有する株主に対して、保有株式数に応じてQUOカードを進呈します。
具体的には、100株以上ー200株未満の株主がQUOカード1500円相当、200株以上ー400株未満の株主が2000円相当、400株以上の株主が3000円相当になります。
2022年12月末は200株以上(2分割後の換算で400株以上)の株主にドリームジャンボ宝くじ10枚を贈りました。
2023年12月末の株主には保有期間の制限はありませんでしたが、2024年12月31日の基準日からは継続保有期間1年以上の株主が対象となりますので注意が必要です。
また、対象となる保有株式数も前年12月末と基準年の6月末、基準日の12月末ともに条件を満たしておかなくてはなりません。例えば、1度でも100株で株主名簿に記載されると、基準日の12月末に200株超を保有していても、優待品は100株以上ー200株未満のQUOカード1500円相当になります。
変更前の2022年12月31日が基準日の内容は下記
保有株数 | 優待品(12月) |
400株以上(2分割前は200株以上) | ドリームジャンボ宝くじ10枚 |
変更後の2023年12月31日が基準日の内容は下記(2024年12月31日の基準日は保有期間1年以上が対象)
保有株数 | 優待品(12月) |
100株以上ー200株未満 | QUOカード1500円相当 |
200株以上ー400株未満 | 2000円相当 |
400株以上 | 3000円相当 |
株主優待は2022年12月から導入
株主優待は2022年12月末に新設したばかりです。優待品のドリームジャンボ宝くじは、多くの高額当選が出ていることで有名な「大阪駅前第4ビル特設売場」で中西良祐社長が購入し、200株以上(2分割後の換算で400株以上)を保有する株主に連番10枚を進呈しました。
1度の実施でQUOカードに内容を変更することになりましたが、株式2分割も含めて株式の出来高や流動性の向上と投資魅力を高めることによって、より多くの株主に中長期的に保有してもらうことを目的にしています。
マンション管理のIoT化を推進する2021年12月のIPO企業
ブロードエンタープライズの本社は大阪市北区です。2000年12月の設立で、マンション管理をIoT(モノのインターネット)でスマート化すると掲げてマンション向け高速インターネット「B-CUBIC(ビー・キュービック)」やIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK(ブロロック)」などを販売しています。
2021年12月16日に東証マザーズへ新規上場(IPO)しました。
決算期は12月末です。2023年の定時株主総会は3月23日(木)に日本生命梅田ビル5階・AP大阪東(大阪市北区)で開催しました。