マツキヨココカラ&カンパニー(3088)は2024年3月31日の基準日から、株主優待の内容を変更しました。(2024年1月15日発表)
優待品を商品券→「マツキヨココカラポイント」に電子化
従来は、毎年2回、3月末と9月末に100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてグループの店舗で利用できる商品券を進呈していました。
具体的には、3月末と9月末に100株以上ー500株未満の株主には商品券・2000円分、500株以上ー1000株未満の株主には商品券・3000円分、1000株以上の株主には商品券・5000円分を進呈していました。
今回の内容の変更では、紙で発行していた商品券を、「マツキヨココカラポイント」に電子化して提供するようになりました。また、ポイント相当額を公益財団法人そらぷちキッズキャンプ(北海道滝川市)への寄付として選択できるようにしました。
優待品の電子化の内容は、3月末と9月末に100株以上ー500株未満の株主にはマツキヨココカラポイント・2000円分、500株以上ー1000株未満の株主にはマツキヨココカラポイント・3000円分、1000株以上の株主にはマツキヨココカラポイント・5000円分となっています。
商品券をマツキヨココカラポイントに変更することにより、自社グループの店舗に加え、自社のEC(電子商取引)サイトでも利用できるようになります。
2024年3月末からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(3月・9月) |
100株以上ー500株未満 | ①②から選択 ①マツキヨココカラポイント・2000円分 ②そらぷちキッズキャンプへの寄付・2000円分 |
500株以上ー1000株未満 | ①②から選択 ①マツキヨココカラポイント・3000円分 ②そらぷちキッズキャンプへの寄付・3000円分 |
1000株以上 | ①②から選択 ①マツキヨココカラポイント・5000円分 ②そらぷちキッズキャンプへの寄付・5000円分 |
株主優待の電子化で利便性の向上や環境保全へ貢献
株主優待を「マツキヨココカラポイント」に電子化するのは、利便性の向上やペーパーレス化による環境保全への貢献を目的としているそうです。マツキヨココカラポイントは、スマートフォンで手軽に利用できます。
また、従来の優待品は商品券のみでしたが、株主からの声の反映や社会貢献の一環として、公益財団法人そらぷちキッズキャンプへの寄付も選択可能になりました。
そらぷちキッズキャンプは、難病の子どもたちの医療ケア付きキャンプ場で、全国の子どもとその家族を自然豊かなキャンプ場へ無料で招待しています。
株主優待を電子化した会社につきましては、「【くら寿司】(2695)が2024年4月末から株主優待の内容を変更」もご覧ください。
ドラッグストア大手のマツモトキヨシ、ココカラファインが2021年に経営統合
マツキヨココカラ&カンパニーの本社は東京都文京区です。1932年に創業者の故・松本清氏が医薬品などを小売りする個人経営の松本薬舗を開業しまして、1951年には店舗名を「薬局マツモトキヨシ」に変更し、1954年に法人化したマツモトキヨシ薬店を設立します。
2007年には持ち株会社への移行に伴いマツモトキヨシホールディングスが発足しました。そして、2021年にマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが経営統合し、現在のマツキヨココカラ&カンパニーが誕生しました。
ドラッグストア「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」を中核に、ドラッグストア・保険調剤薬局をチェーン展開しています。年間の売上高は1兆円規模となっています。
決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月23日(金)に神田明神ホール(東京都千代田区)で開催しました。