【くら寿司】(2695)が2024年4月末から株主優待の内容を変更

くら寿司が株主優待の内容を変更 株主優待

くら寿司(2695)は2024年4月30日の基準日から、株主優待の内容を変更します。(2023年12月12日発表)

電子チケットへの加算2500円分の割引券を廃止

株主優待は毎年4月末100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じて優待割引券を進呈しています。

今回の変更では、電子チケットで受け取っていた株主に加算していた優待割引券2500円分の提供を取り止めます。

具体的な内容は、2024年4月末から100株以上ー200株未満の株主は紙・電子チケットの受け取りともに優待割引券・2500円分、200株以上ー400株未満の株主は優待割引券・5000円分、400株以上ー1000株未満の株主は優待割引券・1万円分、1000株以上の株主は優待割引券・2万円分となります。

優待割引券は会計で合計1000円(消費税込み)ごとに500円分を利用できます。

2023年4月末までの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(4月)
100株以上ー200株未満(紙での受領)優待割引券・2500円分
(電子で受領)      5000円分
200株以上ー400株未満(紙での受領)      5000円分
(電子で受領)      7500円分
400株以上ー1000株未満(紙での受領)      1万円分
(電子で受領)      1万2500円分
1000株以上(紙での受領)      2万円分
(電子で受領)      2万2500円分

2024年4月末からの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(4月)
100株以上ー200株未満(紙・電子で受領)優待割引券・2500円分
200株以上ー400株未満(紙・電子で受領)      5000円分
400株以上ー1000株未満(紙・電子で受領)      1万円分
1000株以上(紙・電子で受領)      2万円分

株主優待の緩やかな電子化への移行を図り、業務を効率化

株主優待は2022年4月末から電子チケットでの受け取りで、優待割引券2500円分を加算して提供していました。電子チケットの導入は利便性の向上や不正利用防止のほか、ペーパーレス化による環境へ配慮した取り組みとなり、業務の効率化も図れるという理由でした。

そして、電子チケットで受け取った株主には、自社の業務効率化分の還元として優待割引券2500円分を追加して贈っていました。

当初は2025年4月末をめどに全面的な電子チケット化への移行を目指していたそうですが、紙の優待割引券の継続を望む声が一定数あったため、当面の間は希望者への紙での発行を継続します。

株主優待の緩やかな電子化への移行を進める一方、電子チケットで加算していた優待割引券2500円分は廃止となります。

また、2024年4月末からは自社アプリの「くら寿司アプリ」の会員登録・ログインを必須にして、電子チケットの安定的な稼働につなげるそうです。

株主優待を進呈している寿司業態が主力の会社につきましては、「【小僧寿し】(9973)が2023年から株主優待の内容を変更」もご覧ください。

回転寿司の直営店を国内や米国、台湾などでチェーン展開

くら寿司(くらずし)の本社は大阪府堺市中区です。1995年に回転寿司の製造・販売を目的にくらコーポレーションを設立しまして、同時に従来から存続していた大阪府堺市の「くら寿司」と大阪府大阪狭山市の「くら寿司」の直営店・合計13店舗の営業権を取得しました。そして、2019年に現在のくら寿司に社名変更しています。

回転寿司の直営店をチェーン展開し、2021年12月には国内500店舗を達成しました。海外では米国と台湾でそれぞれ50店舗以上を構え、中国・上海などにも出店しています。

決算期は10月末です。2024年の定時株主総会は1月26日(金)にホテルアゴーラリージェンシー大阪堺3階・利休の間(大阪府堺市堺区)で開催しました。

・くら寿司のウェブサイトはこちらから。

マネックス証券
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