ダイドーグループホールディングス(2590)は2024年1月に実施した株式分割後も、株主優待の内容を実質変更しません。(2023年12月15日発表)
株式2分割後は分割比率に合わせて基準を調整
2024年1月21日の効力発生で、1株を2株の割合で株式分割(2分割)しているのですが、株式分割比率に合わせて株主優待の対象となる保有株式数の基準を変更しました。実質的に内容は変わりません。
具体的には、2025年1月20日の基準日に200株以上(2分割前100株以上)で保有期間6カ月以上の株主には自社商品詰め合わせ・6000円相当を進呈します。
さらに、7月20日を基準日として、200株以上(2分割前100株以上)で保有期間5年以上ー6年未満の株主には記念品も贈られます。
株主優待の基準日は1月20日と7月20日になっており、月末ではないので注意が必要です。
2024年7月20日、2025年1月20日の基準日からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(1月20日基準) | 優待品(7月20日基準) |
200株以上 (2分割前100株以上) | (保有期間6カ月以上) 自社商品詰め合わせ 6000円相当 | (保有期間5年以上ー6年未満) 記念品 |
個人株主からファン目線で持続的成長への貴重な意見をもらえる
株主優待は自社グループが消費者と密接につながるビジネスを展開していることから、消費者でもある個人株主は自社のファンとしての目線から自社の持続的成長に向けて貴重な意見をもらえる存在であると考え、自社グループの商品への理解を深められるように実施しています。
2020年には内容を変更しており、2020年7月20日の基準日からは長期保有に感謝を込めて保有期間が5年を超えた年に1回限りの記念品を進呈するようになりました。
そして、2021年1月20日の基準日から、近年の宅配コストの上昇を理由に毎年2回(基準日は1月20日と7月20日)贈っていた自社商品詰め合わせ・3000円相当を、保有期間6カ月以上の縛りをつけて毎年1回の自社商品詰め合わせ・6000円相当に集約しました。
自社商品詰め合わせには、缶・ペットボトルのコーヒーや清涼飲料、フルーツデザートゼリーなどが入っています。
株主優待で株式分割の比率に合わせて基準を変更して内容を実質変更しなかった会社につきましては、「【東京センチュリー】(8439)の株式分割後の株主優待は実質内容変更なし」もご覧ください。
ダイドードリンコのコーヒー飲料、たらみのフルーツゼリーなどを製造・販売
ダイドーグループホールディングスの本社は大阪市北区です。1975年に清涼飲料の製造・販売を目的にダイドーを設立しまして、大同薬品工業(現在は子会社)の清涼飲料販売の事業を引き継ぎました。1984年にダイドードリンコに社名変更し、2017年に持ち株会社への移行に伴い現在のダイドーグループホールディングスが発足しました。
ダイドードリンコ(大阪市北区)が展開するコーヒー飲料を中心にした自動販売機が主力販路の国内飲料事業、トルコや中国で飲料市場を開拓している海外飲料事業、大同薬品工業(奈良県葛城市)が手掛けるドリンク剤(医薬品、医薬部外品、清涼飲料)などのOEM(相手先ブランド生産)ビジネスの医薬品関連事業、たらみ(長崎市)が担うフルーツデザートゼリーの食品事業に取り組んでいます。
決算期は1月20日です。2023年の定時株主総会は4月14日(金)にホテルニューオータニ大阪2階・鳳凰の間(大阪市中央区)で開催しました。
・ダイドーグループホールディングスのウェブサイトはこちらから。