デジタルプラス(3691)は2024年9月30日の基準日から、株主優待の内容を拡充します。(2023年12月28日発表)
長期保有優遇制度を導入、2年超で「デジタルギフト」500円分増

これまでは毎年9月末に200株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じて自社サービスとして展開する電子ギフト券・電子マネーなどの贈呈・受け取りサービス「デジタルギフト」を進呈していました。
今回の内容の変更では、2024年9月末から長期保有優遇制度を導入し、保有期間2年以上の株主にデジタルギフト・500円分を追加して贈ります。
具体的には、2024年9月末に200株以上で保有期間2年未満の株主はデジタルギフト・500円分、保有期間2年以上の株主は1000円分、400株以上で保有期間2年未満の株主は1000円分、保有期間2年以上の株主は1500円分などとなっています。
対象上限の3万株以上にもなると、保有期間2年未満の株主はデジタルギフト・10万円分、保有期間2年以上の株主は10万500円分にのぼります。
2024年9月末からの株主優待の内容は下記
保有株数 | 優待品(9月) |
200株以上 | (保有期間2年未満)デジタルギフト・500円分 (保有期間2年以上) 1000円分 |
400株以上 | (保有期間2年未満) 1000円分 (保有期間2年以上) 1500円分 |
700株以上 | (保有期間2年未満) 2000円分 (保有期間2年以上) 2500円分 |
1000株以上 | (保有期間2年未満) 3000円分 (保有期間2年以上) 3500円分 |
1500株以上 | (保有期間2年未満) 5000円分 (保有期間2年以上) 5500円分 |
2000株以上 | (保有期間2年未満) 7000円分 (保有期間2年以上) 7500円分 |
3000株以上 | (保有期間2年未満) 1万円分 (保有期間2年以上) 1万500円分 |
5000株以上 | (保有期間2年未満) 1万5000円分 (保有期間2年以上) 1万5500円分 |
1万株以上 | (保有期間2年未満) 3万円分 (保有期間2年以上) 3万500円分 |
3万株以上 | (保有期間2年未満) 10万円分 (保有期間2年以上) 10万500円分 |

株主優待は2022年9月末に新設、当初から長期保有優遇制度を検討
株主優待は2022年9月末に導入したばかりです。この当時から、長期保有優遇制度を検討予定と説明していました。
そして、新設してから2年を経て、保有期間2年以上を対象にして長期保有優遇制度を導入することになりました。
デジタルプラスは2021年11月に、ぐるなび(2440)から「デジタルギフト」の商標を取得してデジタル化したギフト券や電子マネーなどの贈呈・受け取りサービス「RealPayギフト」の名称を、2022年1月に「デジタルギフト」に変更しました。
「デジタルギフト」の交換先としては「PayPayマネーライト」「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「楽天ポイント」「Google Playギフトコード」「QUOカードPay」「dポイント」「LINE Pay」「au PAY」「Uber Eatsギフトカード」「図書カードネットギフト」などが揃います。
メールで届いたURLをタップして開き、交換できる電子ギフト券や電子マネーなどを選択して受け取ります。専用アプリのダウンロードや会員登録などは必要ありません。
株主優待で電子ギフト券や電子マネーを進呈している会社につきましては、「【前澤給装工業】(6485)が2024年3月末に株主優待の内容を変更」もご覧ください。
フィンテック事業で 「デジタルウォレット」「デジタルギフト」など展開
デジタルプラスの本社は東京都渋谷区です。2005年にリアルワールドとして設立されまして、クラウドメディア「Gendama」(2020年に事業売却)のサービスを開始します。そして、2022年に現在のデジタルプラスに社名変更しました。
事業内容は、GAFAメディア事業から名称変更したデジタルマーケテイング事業やフィンテック事業、クリエイティブ事業となっています。
フィンテック事業では、さまざまなサービスで貯めたポイント・報酬をまとめて現金・ギフトコード・電子マネーなどに交換可能なサービス「デジタルウォレット」、電子ギフト券・電子マネーなどの贈呈・受け取りサービス「デジタルギフト」、給与前払いサービス「Q給」などを展開しています。
決算期は9月末です。2023年の定時株主総会は12月30日(土)にONEST元代々木スクエア(東京都渋谷区)で開催しました。