【Genky DrugStores】(9267)が株主優待を廃止

Genky DrugStoresが株主優待を廃止 株主優待

Genky DrugStores(9267)は2024年6月20日の基準日をもって、株主優待を廃止します。(2024年4月25日発表)

商品券→2024年6月は一律QUOカード→そして廃止へ

2023年6月20日の基準日までは、100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じて自社店舗で使える「ゲンキー商品券」もしくは、自社店舗出店県外の株主にはQUO(クオ)カードを進呈していました。

また、2024年6月20日の基準日からは、優待品を一律QUOカードに変更すると2024年1月23日に公表しました。

しかしながら、一律QUOカードに変更して1回目の実施となる2024年6月20日の基準日を最後に、株主優待を廃止することになります。

ちなみに、2023年6月20日の基準日までは、100株以上ー500株未満を保有する株主はゲンキー商品券・2000円分(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・1000円分)、500株以上ー1000株未満を保有する株主はゲンキー商品券・3000円分(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・2000円分)、1000株以上を保有する株主はゲンキー商品券・5000円分(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・3000円分)でした。

そして、最後の株主優待となる2024年6月20日の基準日には、100株以上ー500株未満を保有する株主にはQUOカード・1000円分、500株以上ー1000株未満を保有する株主にはQUOカード・3000円分、1000株以上を保有する株主にはQUOカード・5000円分を贈ります。

2023年6月20日の基準日までの株主優待の内容は下記

保有株数優待品(6月20日基準)
100株以上ー500株未満ゲンキー商品券・2000円分
(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・1000円分)
500株以上ー1000株未満ゲンキー商品券・3000円分
(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・2000円分)
1000株以上ゲンキー商品券・5000円分
(自社店舗出店県外の株主はQUOカード・3000円分)

2024年6月20日の基準日の株主優待の内容は下記

保有株数優待品(6月20日基準)
100株以上ー500株未満QUOカード・1000円分
500株以上ー1000株未満QUOカード・3000円分
1000株以上QUOカード・5000円分
マネックス証券

「ゲンキー商品券」の偽造品が出回り…

そもそも、株主優待を2024年6月20日の基準日に、一律QUOカードに変更するのは「ゲンキー商品券」で偽造されたものが発見されたからでした。

出元は一部の大手フリマアプリサイトで購入されたもので、警察やフリマアプリ運営事務局に相談して出品者の特定や出品停止に動いたそうですが、複数アカウントから偽造とみられる「ゲンキー商品券」が出品されていることを確認したため、犯罪行為に顧客が巻き込まれることや違法行為の助長を防ぐために「ゲンキー商品券」の進呈を取り止めることになりました。

この問題を機に、改めて株主に対する公平な利益還元のあり方について慎重に検討した結果、株主優待を廃止して、配当などによる株主還元に集約することになりました。

株主優待でQUOカードを進呈していて廃止した会社につきましては、「【THE WHY HOW DO COMPANY】(3823)が株主優待を廃止」もご覧ください。

ドラッグストア「ゲンキー」を愛知や岐阜を中心に400店舗以上運営

Genky DrugStores(ゲンキードラッグストアーズ)の本社は福井県坂井市です。1988年に福井市で医薬品や化粧品などの生活必需品を販売する「ゲンキーつくしの店」を第1号店としてオープンし、創業しました。そして、1990年にゲンキーを設立します。

2017年には持ち株会社体制への移行に伴い、現在のGenky DrugStoresが発足しました。

ドラッグストア「ゲンキー」を、2024年5月22日現在で422店舗展開しています。内訳は岐阜県132店舗、愛知県131店舗、福井県80店舗、石川県59店舗、滋賀県20店舗となっています。

決算期は6月20日です。2023年の定時株主総会は9月7日(木)に福井県国際交流会館3階・特別会議室(福井市)で開催しました。

・Genky DrugStoresのウェブサイトはこちらから。

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