【北弘電社】(1734)が2024年4月に上場廃止

北弘電社が株主優待を廃止 上場廃止

北弘電社(1734)が三菱電機(6503)との株式交換によって上場廃止となったため、2023年3月31日の基準日をもって株主優待を廃止しました。(2024年1月9日発表)

対象100株以上にQUOカードを贈っていた

従来は毎年3月末100株以上を保有する株主を対象にしまして、保有株式数に応じてQUO(クオ)カードを進呈していました。

その内容は、100株以上ー500株未満の株主はQUOカード・3000円分、500株以上ー1000株未満の株主は5000円分、1000株以上の株主は1万円分です。

三菱電機との株式交換により完全子会社となることを踏まえ、株主優待は2023年3月末を最後に廃止となりました。

なお、上場廃止は2024年4月11日でした。

上場は2000年で、札幌証券取引所(札証)に単独上場していました。

2023年3月末までの株主優待の内容は下記

保有株数 優待品(3月)
100株以上ー500株未満 QUOカード・3000円分
500株以上ー1000株未満       5000円分
1000株以上       1万円分

マネックス証券

株主優待は2015年に新設、2017年に10株を1株に株式併合

株主優待は2015年から導入していました。当初は毎年3月末に1000株以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じてQUOカードを進呈する内容でした。

2017年には10株を1株に株式併合し、単元株式数を1000株から100株に変更しました。そして、株主優待は2018年3月末から株式併合の比率に合わせて、100株以上を保有する株主を対象にする内容となりました。

2023年3月末には債務超過に陥り、経営破綻などによる株主や取引先、取引銀行といったステークホルダー(利害関係者)の不利益を回避するために、三菱電機の完全子会社となる道を選択しました。

株主優待でQUOカードを進呈していて上場廃止となった会社につきましては、「【アウトソーシング】(2427)がMBOにより2022年12月末で株主優待を廃止」もご覧ください。

北海道を基盤に屋内配線工事や電力関連工事などを手掛ける

・北弘電社(きたこうでんしゃ)の本社は札幌市中央区です。1910年に各種電気工事の設計・施工・請負などを目的に弘電舎として創業しまして、1951年には電力再編成に伴い、弘電社(1948)の札幌支社を継承して現在の北弘電社に社名変更しました。そして、1955年に資本参加した三菱電機の関係会社となります。

ビル・建築物の電気設備や上下水道・各種産業機械プラント設置、太陽光発電設備などの屋内配線工事、電力関連工事、FA住宅環境設備機器の販売、産業設備機器の販売などを手掛けています。

決算期は3月末です。2023年の定時株主総会は6月28日(水)に本社・8階会議室(札幌市中央区)で開催しました。

・北弘電社のウェブサイトはこちらから。

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